2016年03月13日
超簡単!重ね衿(伊達衿)を手作り
小学生の娘の袴用の髪飾りを作るついでに着物の重ね衿も作ってみようかと思い生地を購入して作ってみました!

こちらが手作りの重ね衿
費用は216円で作成時間約30分できました!

こちらが手作りの重ね衿
費用は216円で作成時間約30分できました!
重ね衿(伊達衿)とは・・・
平安時代の十二単衣は何枚も着物を重ねて着用し、衿元、袖口、裾などにそれぞれの着物の色が重なる美しさを愛でる美意識がありました。それは今も脈々と受け継がれて、着物の八掛の色合わせに生かされているのですが、さらに着物と襦袢の衿元の間にあたかももう一枚の着物の衿があるように重ねられるのが「重ね衿」です。生地は紋綸子や一越縮緬を無地染したものが多く用いられます。また「伊達衿」とも呼ばれますが、本来の機能があるわけではなく、あくまでお洒落のために用いられることからそう名付けられています。

矢印部分の衿です
この衿を娘の袴用に手作りしてみました
まずは生地を購入
伊達衿の生地は特にこれ!と決まっていませんが、正絹やちりめんのような高級な生地でよくできているのですが
私が今回伊達衿を作るのに使った布は 布がたりさんの


こちらの布幅は約110cmありましたので 20cmの長さでまずは購入です
裁断から完成まで
布を20cmで購入しましたが、伊達衿には20cmも使いません
(※購入単位が10cm単位だったため)
伊達衿は2つ折りにして使う、広衿とそのままの幅で使うバチ衿とありますので今回はそのままの幅で使うバチ衿にして作ります
出来上がり伊達衿幅は7cmにしますので縫い代を両端1cmづつ取るため布は16cmにカットしました

縫うのは一直線ですので、ミシンでダーーーと縫った方が早くてキレイでしょうが、縫う場所も少ないのでミシンを出す手間より、手縫いで縫った方が早いと思い今回は運針縫いを手縫いでします
布を裏側に2つ折りにして合わせ、縫い代1cmのところを縫います

端から端まで縫い上げました

縫い代のところをアイロンをあて、表側に裏返します

表側に返す口は縫わずに置いて置いてくださいね、表側に返してから縫い目が目立たないように口を閉めて塗ってください
表に返してアイロンをあて、完成!

着物に合わせます
早速、着物に合わせてみました

光沢のある布地なので金色に見えていい感じです
袴用の帯の色も黄色なので合わせてみたらいい感じの差し色になりそう

今回作った 伊達衿は生地が薄く、広衿でなくバチ衿なのでちょっとペロペロになってしまいました

今度作る時は、もうちょっとしっかりした伊達衿にしてみようと思います
と、その前に
髪飾りを作らなくては・・・・
来週卒業式なのに間に合うだろうか・・・・

今回生地を購入した 布がたりさん


しかも数センチ単位で生地が購入できるので100円代で生地が購入できます。
和小物を作る方や、和裁をする人には嬉しいお店だと思いますよ。
私も和小物をどんどん作ってみようかな~
※その前に髪飾り~
